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2014年01月20日

吉里吉里Z 開発:: 吉里吉里2 VC対応(吉里吉里Z) に出資する場合の疑問点

    

意図とは違う部分があったようなので、冒頭部分の修正とQ&Aを一つ追加しました。
最初の冒頭文章は頭に血が上って少し攻撃的になっていたこと、お詫びします。

指摘は1月18日にあり、内容を要約すると以下の通りです。
・吉里吉里への寄付を集めているのか、VC対応するから開発費下さいと言っているのか、その辺りがわかりづらいので、怪しい広告に見える。
・出資する側からしたら、何にお金を出すのか、お金を出すメリットは何なのか、余ったお金はどうなるのかがわかりづらいので、説明しておいた方が良い。


Q. なんでお金集めてるの?

吉里吉里2をVCでビルドできるようにしたいからです。


Q. 開発費はなんで必要なの?

A. 残念ながらプログラムはどこからともなく降って湧いてくるわけではなく、人が書いて作っています。
人が作る以上人件費が発生します。
つまり、そのコストを誰かが負担する必要があります。
だから、開発費は必要です。


Q. 200万ないと開発できないの?

A. 私にはないと出来ません。
私の工数見積もりでは、4ヶ月は必要でした。
もっと早く完成させられる人であれば、もう少しコストを抑えられるかもしれません。
工数云々ではなく、お金が必要なのか?と言う意味であれば、先の回答と重複しますが、必要です。
フリーソフトとかただじゃないかと思うかもしれませんが、それは利用者から見たら無料に見えるだけであって、開発費は0円ではありません。
そのコストは開発者が負担しているだけです。
他の人に200万円負担してもらうか、自分で200万円負担するかの違いです。


Q. 200万は何に使ったの?

人件費です。
最終的には約450万円開発にかかりました。
クラウドファンディングで306万円集まったので、結果306-450=-144万円です。
306万円のうち、自分の分が50万円分含まれていたので、194万円分自身で負担しました。


Q. クラウドファンディングって何?

A. 検索して調べてください。


Q. お金出して何のメリットがあるの?

A. 吉里吉里2 が VC でビルドできるようになります(なりました)。
また、いくつかの機能追加も行われました。
お金を出す、出さないに関わらず修正BSDライセンスに従えば誰でも利用可能です。
誰でも利用可能なので、お金を出した人はコントリビューターの項に名前が載るのみで、出す出さないの差は言えばそこだけです。
それだとお金出すメリットはないと考える人であれば、メリットはありません。
自分ではなく他の誰かがやってくれるまで待つか、自分で前に進めようとするか、前に進めようとしている人を支援するかの違いです。
待っているだけでは、永遠に完成しないかもしれないし、その内完成するかもしれません。
自分でやったり、支援すれば完成する可能性が高くなります。
その辺りもメリットと言えますが、結局は思想やスタンスの問題でしかないかもしれません。


Q. 寄付じゃないの?

A. 「パトロン → 私へ開発委託 → オープンソースで公開」の最初と最後の関係で言えばプロジェクトへの寄付ですが、直接的な部分は開発の委託です。


Q. 余剰金はどうするの?

A. 機能追加に回します。
吉里吉里2VC対応追加項目希望アンケート にて募集しました。
200万円を超えることを意識していませんでしたので、後からの補足となりました。



投稿者 Takenori : 2014年01月20日 00:23




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