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2014年09月18日

吉里吉里Z モバイル開発:: Android/iOS対応検討中仕様

    

以下、検討中の仕様です。
実装過程で判明した制限などによって変更される可能性があります。

描画周り仕様
PC : Window - DrawDevice - Surface - Layer
Mobile : Surface - Layer

PC 版では、現在の仕様にSurfaceクラスを加えて、SurfaceをサポートするDrawDeviceを追加、Mobile 環境と同じような構造にして開発を行いやすくします(TJS2である程度共通化可能なようにする)。
Mobile 版は、Window/DrawDevice はなく、ある程度Windowクラスの機能を備えたSurfaceクラスが基準になります。
SurfaceはLayerTreeOwnerインターフェイスを備えたものになります。
Surface は、重ねて表示可能なものになります。

Mobile 版は、マウス入力、Click/DoubleClick をなくし、タッチのみになります。
Android ではマウス入力も可能ですが、マウス入力はタッチとして扱うことになります(ゼロではないが全体的にかなり少ないため)。
KAGParser はより一般化された仕様/実装になります。

Mobile 版では、Menuクラスは廃止されます(プラグインとしても実装されません)。

Mobile 版は、プラグイン機能は初期段階では実装されません。
Extension 機構によって拡張する形になります。
(iOSではプラグイン(SharedLibrary)自体使えない)

Mobile 版は、ファイルはケースセンシティブになります。
Windows 版はどちらにするかオプション化されます。

Mobile 版の動画再生機能は PC版と比べてかなり制限されたものになります。
(オーバーレイでのシンプルな再生程度の機能)
クラス名称が変更される可能性があります。
MovieSurfaceと言う固有のSurfaceクラスを用いて再生される形になるかもしれません。

Mobile 版の音声再生機能は、PC版と比べて制限されたものになります。
ラベル機能等はサポートされません。

Mobile 版では、画面位置を指定した直接的な文字入力は実装されません。
文字入力自体実装されないか、入力ダイアログによる文字入力となります。

Mobile 版では、float 形式の音声はサポートされません。

現在MMXで実装されている描画機能は、初期は実装されないか、使用頻度の高い物のみ実装になります。
工数的にすべて対応可能であれば、すべて対応します。

Mobile 版では、起動時に任意フォルダやxp3ファイルを選択して起動する機能は実装されません。
(デバッグ版として実装される可能性はあります)

Mobile 版では、オプション設定(吉里吉里設定)画面は起動しません。
Mobile 版では、コマンドライン引数は使えません(設定埋め込みは可)。

Mobile 版では、マルチスレッド描画について制限が発生する可能性があります。
(Android では、スレッドに特定コアを固定できない)

PhaseVocoder は実装されません。
Clipboard クラスは実装されません。
TJS2 デバッガサポートはありません。
システムにインストールされたフォントはサポートせず、Assetに入れたフォントのみ使用可能で、指定名称のフォントファイルがデフォルトとなります。
フォントのレンダリングはFreeTypeのみとなります。


投稿者 Takenori : 2014年09月18日 18:52




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