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2017年01月23日

吉里吉里Z 開発:: Android版のサウンドの制限

    

Android の OpenSL ES 仕様上発生する Windows 版の現吉里吉里Z 制限とは異なる制限。
ソフトウェアで事前に変換することで(表面上の)制限をなくすことは可能ではあるが、初期は行わない予定。

以下、具体的な制限。

・ 8 ビット符号なしまたは 16 ビット符号付き
(浮動小数点データでの再生は、Android 5.0 以降でのサポート。Android 版は初期は実装しない予定)

・モノラルまたはステレオ
( Windows 版はさらに多チャンネルサポートしているが Android 版は非サポート)

・サンプルレート
8000,11025,12000,16000,22050,24000,32000,44100,48000Hz
( 48000Hz を推奨。推奨値は端末依存だが 48kHz が多い模様。レイテンシ低減に効くとドキュメントに記載)

・同時再生数 32
(ドキュメントでは object と言う表現なので、もしかしたらもう少し少ないかもしれない。また OpenMAX AL と共有とのことなので動画もこの数に含む。自前でミキシングすればこの上限は関係ないが、そこまで厳しい制限でもないため現状上限はこのままの予定)


Audio output latency に低遅延に関する情報がある。
デバイスの最適サンプリングレートとバッファサイズを使用して、無音出力して準備するというものであるが、そこまでは行わない予定。
リップシンクや UI でタップ音などで遅延を感じる可能性はある。
あまりにひどいということであれば対策を考えるが、現在は 48kHz を推奨し、48kHz の時はバッファサイズを推奨サイズの倍数にするというところまでの対策にとどめる。


投稿者 Takenori : 2017年01月23日 16:54




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