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2014年02月16日

吉里吉里Z 開発:: 吉里吉里の何がいいのか?

    

1. 実行ファイル単体で起動できる(インストール不要)。
2. スクリプトでWindowが作れ、GUIアプリ作りやすい。
3. API リファレンスがきちんと書かれている。
4. オープンソース&プラグイン等で拡張できる。
5. アーカイブ化して配布しやすい。
6. ノベル用システムのKAG3が一応ある。


1. インストール不要というのは楽。
使おうとしたらインストールしたり環境変数設定したりと言う手間がないし、アンインストールも考えなくていい。
実行ファイル置いて、dataフォルダ作って、startup.tjs でスクリプトを書き始めればそれで動く。

2. デフォルトでGUIアプリをごりごりスクリプトで書けると言うのは少ない。
これ単体では他のスクリプトと差が出づらいが他の要素と合わさって良さが出ていると思う。

3. リファレンスがきちんと書かれているのは重要。
マニュアルはソースコードだとさすがに心が折れる。
ドキュメントの整備は継続していく必要があると思う。

4. 拡張がしやすいのとオープンソースで困ったらソースコードが参照できるのは強い。
吉里吉里Z では本体のビルドも行いやすくなったので、プラグインのみではなく本体側も強化しやすくなった。
ただ、本体に手を入れるとマージの問題が出る。
Pull Requestして取り込まれれば気にしなくて良くなるが、公開したくない部分などもあると思う。
追加しようとしている本体でクラスを追加しやすい仕組み Extension(仮) は static library をリンクすればクラスが生えるようにできるはずなので、本体強化しやすくなるはず。

5. スクリプトをそのまま配布するのではなく、アーカイブ化して本体と共に配布できると配布しやすい。
スクリプトのままだと内部用以外は使いづらいが、アーカイブ化して本体と一緒に配布できると一般公開しやすい。

6. 現在では面倒なスクリプトのKAG3だけど、一応ノベルシステムがあるのは楽にノベルを作れるので良い。
KAG3が機能むき出しのスクリプトなのも、機能追加時にそのままその機能をタグで追加しやすいというメリットでもある。
ただ、一般向けにもそれというのは厳しい面もある。
誰か KAG4 作らないかなぁと常々思うところ。


後、プラグインが豊富と言うのもあるけど、これは 3 番のAPIリファレンスがきちんと書かれているが満たせておらず、探しづらいし使いづらいと言うのが難点で、メリットが相殺されている感がある。
プラグインのリファレンスは何とかしたいとずっと思っている。
manual.tjs から自動生成が出来るようにしたい。
この部分が解消されれば、使いやすさはさらに増すはず。
配布物にリポジトリにあるプラグインは同梱してあるとさらに良い。


欲しい機能を追加していっているが、メリットである部分を再考して、その部分をなくさず強化することでさらに使いやすさは増すはずなので、改めて考えてみた。
追加したいと思っているいくつかは、上述したメリットを強化するものであるので、早く追加したいところ。

特色の一つ CPU でレンダリングしているは、互換性の問題が出づらいと言うメリットを補強するものだけど、互換性の問題が出づらければ、CPU レンダリングでなくても良い。
可能かどうかは別にして。
後、これは実装の問題であって、内部がどうなっていても 機能として同じであれば CPU レンダリングは必須ではない。
メリットではあるものの、解像度が上がっている現状 CPU レンダリングが足を引っ張っている部分もあるので、難しい部分ではある。



投稿者 Takenori : 2014年02月16日 19:06




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