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2012年11月04日

Misc.:: 不正使用について考え方を変えた

    

コピーガード等は別になくてもいいし、多少コピーされるのは仕方ないと思っていた。
でも、今は必須だと考え方を変えた。
自転車に鍵を付けずに駐輪場に置いていたらすぐに盗まれてしまうのと同じで、ソフトウェアにも鍵がないとすぐに盗まれてしまうのだろう。

考え方を変えるきっかけは Android アプリ。
有料の Android アプリはキャンセルされるとメールが届く。
また、有効インストール数(ユーザー数)というものが見えるので、キャンセル後も使っている(インストールされている)かどうかわかる。
Android アプリを購入後キャンセルしても使い続ける方法はここでは書かないが簡単。
しばらく、キャンセルと有効インストール数(ユーザー数)を見ていれば、キャンセルされてもユーザー数はほとんど減らないことがわかる(持続的に使うアプリであれば)。
元々、広告付きの無料版もあるアプリなので、購入前に十分確認可能なため、有料版を購入後キャンセルすることは少ないと考えられるが、実際は半数以上キャンセルされている。
つまり、キャンセルされる ≒ 不正使用されている、ということになる。
こうなると、キャンセルされたというメールは、不正使用をわざわざ教えてくれるメールと等しくなってくる。
不正使用もわからなければダメージはないし、特に気のすることもないと考える方だったが、何度も通知されると精神的にまいってくる。
はっきり言って拷問だ。
目の前で商品が盗まれてて、盗まれたら、盗まれましたよと教えてくれるのである。
不正使用者のために正規購入者の利便性を落とすのは忍びないと考えていたが、この拷問に耐えかねてライセンスサービス(DRM)を使うことにした。
実際にテストしてみると、認証はバックグラウンドで行われるため、ライセンス認証を追加したことよるストレスはほとんどない。
追加工数も、ライブラリの追加とソースコードに20行程度追加するだけで簡単。
これなら最初から入れておけばよかったと思えるほど。
今後は、有料のAndroidアプリをリリースする時は、必ずライセンスサービスは組み込もうと思う。
また、他の対策も組み入れて行った方が良いと考えている。

盗む人が一番悪いのは間違いないが、鍵をかけない人もまた悪いのだ。



投稿者 Takenori : 2012年11月04日 22:12




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