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2008年05月05日

吉里吉里 ムービー拡張日誌2:: アルファチャンネル付きJPEG

    

JPEG の中にアルファチャンネルデータを詰め込む で書いた形で、アルファチャンネルのデータを ZLIB で圧縮して格納し、静止画として書き出せるようになった。
一般のツールで見ると、予想通り普通のJPEGとして見える。
ただ、Add Alpha 形式にしているので、透明部分は黒になっている。

圧縮クオリティを 80% や 90% にすると、モスキートノイズが見えるようだ。
画像にもよると思うけど、95% まで上げると元の画像とほとんど見分けが付かない。
それで、ファイルサイズはだいたい 1/3 になる。
アルファチャンネルの圧縮方法 で書いた立ち絵の圧縮率と同じ。
劣化は絶対許さないと言われると難しいけど、そうでないのならかなり使えるんじゃないかと思う。
100MB あった画像データが 30MB になったりすると、ダウンロードで配布するのならかなり有用だろう。
アルファ付きムービーの副産物だけど、アルファ付きJPEGを使えるようにするのは結構いい気がする。

ただ、なぜか少し抵抗があるのは確か。
動画や音声については非可逆が当たり前だけど、静止画となると可逆にしたいと言う気持ちがある。
見ても違いがわからないんだったらいいんじゃないのかと思う気持ちもあるんだけど……
動画や音は元々サイズが大きくて、非可逆で劇的にサイズが小さくなるけど、静止画の場合はそんなに容量食ってるわけじゃないから可逆でもと思うせいか。



投稿者 Takenori : 2008年05月05日 20:49




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