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2007年08月10日

思う事/思い付いた事:: グラフ

    

マインドマップなどの手法に対して今までどうも懐疑的だった。
なぜか絶賛されればされるほど胡散臭いような。

Vector で Frieve Editor のレビューがあったので見た。
なんかこのソフトは使いやすそうに見えたので、とりあえず使ってみることにした。
初め分類の仕方などよくわからなかったが、ヘルプ自体もこのソフトで作られているので、その構造を見ながらやるとだんだんわかってきた。
なるほどわかりやすい。

まず有向グラフが描きやすい。
ノードのグループ分けがしやすい。
ノードにメモを付けられて、それが後ろにうっすら見えるのが使いやすい。
クラス図や状態遷移図を描いたことがあるのなら、何も言われなくてもどのように使うかはなんとなくわかると思う。
と言うか、私の場合書き方の手法については何も見ていない。
いわゆる我流なのだが、単にノードと関連のあるものをつないでいくだけでわかりやすく整理できる。
しかも、考えやすい。
何かを考える時は、連想ゲームのようにしてAだからB、BだからCかD、Cの場合・・・のように考えるが、これをグラフとして置いておけば、思考の分岐に立ち戻って考えやすい。
いろいろ考えていると、気付いたら全然関係のないこと考えてたりするが、その時も何について考えていたか戻りやすい。と言うか、グラフに描いていたら、それ以外のことはあんまり考えない。
脱線しだしたら、これは後で考えようとかなる。
また、グラフはクラス図に近いので理解しやすい。
各ノードを単純な関連で表しているだけだが、単純な関連ゆえに細かく考えなくていいのでさくさく描ける。
とにかく、何かつながっていると思うからつなげるだけ。
どういう関連かは後で考えればいい。
ただ、クラス図を描いたりする影響か、ああここは継承だなぁと思っても、それを表せないのは少し辛い。

クラス図を描く前に、何がクラスで何がプロパティでなどと考えずに、すべてノードとしてつなげるなどして、クラス図の下書きと言うか、思考の整理段階で使えそうだ。
また、何かを考える時のサポートツールとしても使える。
他に物語も表せそうだ。
大まかなストーリーの流れがあって、それぞれの箇所で詳細が枝分かれするような形で物語が表せそうだ。

このソフトのファイル形式はテキストなので、グラフを他でも使いまわせそうだ。
メモの書き方にルールを設ければ、有向グラフを使うものであれば他用途でも使える。
なんだかいろいろと便利なソフトだな。
関係ないけど、自動スクロールがなんだか気持ちいい。



投稿者 Takenori : 2007年08月10日 13:13




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