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2005年01月13日

ツール開発メモ:: ImageMagickライブラリのビルド

    

ImageMagickを使えば、かなり多くのフォーマットに対応できるし、C++での使い方もPerlMagickのように簡単に見える。
また、ライセンスもApache-style licenseで、たぶんオープンもプロプラエタリにも使えるとある。
たぶんと書いてあるのは、リンクするライブラリが多いためだろう。
以上のようなことから、ImageMagickを使いたいと思い、ビルドしてみることにした。
バイナリのインストーラーもあるが、いろいろとインストールされてしまうので、必要な物のみスタティックなライブラリとしてビルドし、必要に応じてリンクするような形態にしたいため、ソースからビルドすることにした。

Install-windows.txtを見ながら進めた。
使用したのは、Windows Source 6.1.8-5で、VCは2003。
まずは、ImageMagick-6.1.8/VisualMagick/configure にあるVCのプロジェクトを開き、Releaseビルドでconfigure.exeをビルド。
出来たconfigure.exeをダブルクリックして起動するとダイアログが開く。
"次へ" をクリックした後、Build type setupでStatic Multi-threaded runtimesを選択。
Use X11 stubs to... のチェックははずした。
Build optionsはGenerate Visual Studio 7 formatにだけチェックが入った状態にし"次へ"をクリック。
次のパスの設定などはそのままにし、完了すると、VisualStaticMT.sln がImageMagick-6.1.8/VisualMagick に出来る。他にも各ライブラリのプロジェクトファイルが生成されたようだ。
VisualStaticMT.sln でVCを起動し、ビルド。
しばらく待てばImageMagick-6.1.8/VisualMagick/libにわんさかライブラリが出来る。
また、ImageMagick-6.1.8/VisualMagick/binに実行ファイルがいろいろと出来る。
Debug版、Release版はそれぞれ、途中のDBとRLの文字が異なるライブラリが生成される。
以上で必要なライブラリは生成されたはず。
次は、簡単なサンプルを作れるかどうか確認する。



投稿者 Takenori : 2005年01月13日 04:37




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